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出版までの道のり

皆さんが疑問に思う以上に当時私も疑問だらけでした

知り合いや友人が居たわけでもなく、過去韓国に行ったことはあっても

スケッチはしたことがなかったのですから

韓国の出版社から連絡があったのはちょうど一年前の個展が終わる11月下旬でした

韓国からのアプローチ


「ヨーロッパスケッチを一冊の本にしたらとても素敵に仕上がりそうです」

最初は英文、返信しないままでいるとその後日本語に訳されて、長文メールがありました

”うまい話しには裏がある”このご時世、巧みな詐欺が横行していますから

勧誘話系には一切返信していない私です。もし真実かつ情熱があれば何度もアプローチがあるはずと

なので丁寧で誠実だなと思い返信してみたところ、返信に対する感謝と前向きにご検討下さいと

早速”企画書”が送られてきました。それは詳細な、本の内容やターゲットまで

更に私の絵を使ったページサンプルなどもあり、非常に手の込んだもの・・・。

 

旅画集出版は長年の夢でした。海外スケッチへ行くのは情熱やモチベーションの為でもありましたが

いつか本にできたらという希望を持って継続してきたのもあります

それを本にしてくれる、やっと見つけてくれた方がいた

しかしそれは当然日本で希望していたことで海外でとは考えもしていなかったことでした

嬉しさよりも不安要素が多過ぎて簡単に信じることはできず

「契約書を見せて、出版している既存本を送って、お金の事を確認したい、契約は直接会ってしかしない」

などとにかく質問を書き連ねる日々。その度に誠実に対応してくれているにも関わらず、その一方で

”出版詐欺”を毎日調べる日々。疑い出すとキリがなく、一時は

「お互いの希望が一致しないならこの企画は白紙に戻すしかない」互いの間に暗雲が漂うまでに・・・

 

永沢まことさんからの助言

 

完全に行き詰まりを感じ、東京の師匠・永沢まことさんに相談しようと今までの経緯や書類を印刷し郵送

「これは詐欺じゃないね。韓国だろうと形にしてもらうのは有り難いこと、疑う心は相手にも伝わる、信じて進みなさい」

と笑いながら電話を下さいました。

テキスト作成には2か月

 

対面が実現した3月から、本格的に出版に向けて動き出します

掲載する国や写真選び、イラストは絞った90点、その1点づつに感じたことやエピソードを書いていくのですが

旅記ブログの原文がありましたから楽かと思ったのですが、200~300文字と指定があり

要点を短くかつ読者にわかりやすいようにまとめるのは容易ではなく、打ち込んだ文面を全て出力し

赤文字で何度も直す日々でした(実際、翻訳には専門編集が入ったらしいので、未熟な文面は変わった可能性が)

 

データの問題

 

次の問題、絵のデータ。原画を国外に持ち出すのはリスクがありますから、データでやり取りをすることに

私のでは色も悪く使えないということで専門業者にスキャンしてもらう必要がありました

原画を持ち込んで色をできるだけ再現してもらえる信頼できる所・・・本の良し悪しを決める大事なプロセス

ネットで調べた所に行ってみると「うちにはいいスキャナーを置いてない」と言われたり、返事がなかったり低迷

そこで友人に紹介してもらったのが、2千万円のドラムスキャンを所持する中野コロタイプさんでした

色に妥協ができない私は、納得できない所を何度も話し合い調整、はたまたスキャンし直してもらったり・・・

その度に誠実に親切に対応して下さった素晴らしい会社でした。。こちらも並行して2か月を要することに

ここまで8月の毎年恒例の夏旅前になんとか終わらせました。

最悪私の身に何かあっても本は出版してもらえると思ったからです

旅から帰ってくると紙サンプルが送られてきました

韓国出版社との対談実現

 

そこから気持ちを切り替え、2017年3月。

岡山での打ち合わせを迎え、敬意を込めて着物で出かけ、編集長と通訳者3人での対談が実現しました

(でも少しだけ、実際に会えるまでは不安でした、来なかったらどうしようとか・・・)

ずっと疑問だった事も聞きました。韓国にも日本にも絵を描いている人がたくさんいる中、どうして無名の”私”だったのか

「確かにたくさんいますが、絵が気に入りましたし、ご自分で企画してこんなに現地で描いてる人はいない、

 本というものは物語があって成立します」と、言って下さいました

Kyra Booksは、母会社ダヴィンチ出版社(芸術と建築、人文、哲学に関する図書)の子会社で

イラスト中心の図書を出すために立ち上げたばかりの出版社でした

最終調整


表紙とタイトルは10月に入ってから。絵は私の希望を反映してくれました

最も想い出深い、クロアチアの農園ホテルCasa Matikiで過ごした中庭でのひとこまスケッチ

出版社側も「ヨーロッパの古い家でゆったり過ごしている雰囲気がこの本に相応しい」と一致しました

装丁デザインがきたのでミニサイズに自分で作成してみる。最初はいいと思いましたが眺めていると

地味かな?ここはもっとこうしたらいいのではと不安になりいろいろと意見を伝えたところ、デザイン決定権は出版社にあること

韓国市場を考え一番アピールできるように数カ月間この本のデザイン作業をしてきたことをお聞きし、信じて完成本を待ちました

 

最初に連絡を頂いてから約1年、2017年11月7日、無事出版日を迎えることとなりました

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