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スロベニア&クロアチア P218~294

P.218   Gracisce Croatia  (ホテルの中庭)

”イストラ半島で一番綺麗な景色が望める”

Gracisceグラチシテはとても小さな村

商店、雑貨店、レストランと郵便局が1軒づつ

10分もあれば一周できてしまう

小高い丘の上には教会がそびえ立ち

鐘の音で目覚める朝

 

 

P.222   Gracisce Croatia (宿 鳥観図)

ようこそ、Holiday Homes Poli Svetega Antonaへ

中央に位置する暖炉を囲むように、キッチンダイニング

2階にベッドとシャワールームがある、戸別宿

壁は石造り、天井には立派な梁が残っている

敷地内には中庭とプール、バーベキュー設備も完備

他の宿泊客がいなかったため、広い敷地も貸し切り状態

洗濯物も干し放題!

P.226   Gracisce Croatia (宿 キッチン)

ランプが照らすタイル貼りのキッチン

ラジオから聞こえてくるのはクロアチア語と現地の音楽

滞在中、私たちはテレビを消して、できるだけ異国の音に触れる

 

突然現れた子猫はすぐに息子の友達に!

私が絵を描いている間、一緒に遊び、彼の腕の中で眠っていた

 

 

P.228   Gracisce Croatia(宿 お庭から窓の中)

村でたった1軒しかないレストラン”MARINO”へ

しばらくお肉に飢えていたので、ここはしっかりミネラル補給

ポークとミックスグリルとサラダを注文

久しぶりの温かい食事は身に染みる

 

 

P.232   Gracisce→Matiki  Croatia (BoBi食べ物パッケージ)

ソーニャと再会を果たす日

アクセスが難しいため、オーナーさんの赤いフォルクスワーゲンで送ってもらう

20分ほど走ったところにメインの町があり

スーパーマーケットで食材を調達!

宿の周りには何もなく、3日間自炊しないといけないからだ

 

ソーニャには大体何時に着くとは伝えていたけれど

インターフォンは誰も出ない。門が開かないと敷地内には入れない

送ってもらったオーナーさんに直接電話をしてもらうも出ない

そこを何度もかけてもらうとやっと繋がった

そういえば6年前も、バス停に迎えに来てと日時を伝えていたのに

まるで忘れられていたなぁ

 

 

P.234   Matiki  Croatia (庭からの全景)

ただいま!Casa Matiki

19世紀の古い農家を購入後、宿泊施設に整え、野菜やハーブを植え

たくさんの動物たちと一緒に田舎暮らしをしているソーニャ

当時、クロアチア語も英語もわからなかったけれど

色々な所に一緒に行き、ご飯を作り、毎晩のようにワインで乾杯し

笑い合った。それはずっと息子の想い出としても心に刻まれており

最後の旅は、ここへ再び来ると決めていた

 

 

P.238   Matiki Croatia (中庭のベンチ)

危ぶまれた宿泊

ソーニャと英語での意思疎通が完璧ではなかったからだ

日程を提案すると「満室だから9月からいらっしゃい」

9月は帰国に向けてスロベニアに戻ると伝えていたのに・・・

息子には怖くて言えなかった、この旅最大の目的地で滞在できないなんて

諦められなかった私はこう伝える

「宿は他で泊まるけど、会いにいきます」

「どうして?泊まれるわよ」 私こそ、どうして?

話が噛み合わなかったものの、無事4日滞在

 

P.242   Matiki Croatia (ロビー&キッチン鳥観図)

記憶が蘇る瞬間はいくつも重なった

3匹の犬たち、同じテーブルクロスで朝食を頂く時、花が咲き乱れる中庭

ソーニャが時間をかけて再生し造り上げ、守ってきた場所

日常を忘れ、どれほど私たちはここでゆっくりしただろう

 

お昼、タグリアテッレを作り始めたソーニャの横で、息子も手伝う

ピンクの花柄エプロンで料理をする17歳

 

 

P.246   Matiki Croatia (ロビー)

ロビーは宿泊客の憩いの場所

ソーニャが不在していても、夜以外はいつでもオープンしている

棚の上に、私の画集と歴代のカレンダーが置いてあり

壁には額装されたポストカードを8種類飾ってくれている

 

Obama,Paco,Tiffanyと、新たに家族になっていたのは猫のJazz!

 

 

P.248   Matiki Croatia (朝ご飯)

マティキの色鮮やかな朝ご飯はバイキング形式

鶏の産みたて卵を使って、ローズマリー入りスクランブルエッグか

甘い自家製ジャムを乗せたクレープに調理してくれる

 

ある日、エプロンを貸してもらい朝7時からお手伝い

ジャムを瓶に入れたり、牛乳や飲み物を補充して

カトラリーをテーブルに並べたり

宿泊客はイタリアやアメリカからも来ていて

皆、このガーデンテラスで陽気に挨拶を交わし合う

P.252   Matiki Croatia (アパート①鳥観図)

2つの宿泊棟が新しく建設され、合計12室となっていたマティキ

戸建てのRoom ”Pergola”へ。専用庭に鶏小屋がある

キッチン付きでコンパクトながら、ベッドルームはロフトを含め3部屋

それぞれカラーが決まっていて、リネン類も異なる

P.256   Matiki Croatia (アパート① キッチンを望む)&(階段から)

ロフトの下にあるキッチン

ワインを片手に、パスタ入りのスープカレーを煮込んだり、ポトフを作った

鶏の産みたて卵をソーニャにもらったので、ゆで卵にしてサラダにのせたり

P.260   Matiki Croatia (アパート②鳥観図)&(ベッドルーム)

次の部屋は、赤いソファと暖炉のあるRoom “Lavender”

壁のいたるところにラベンダーのペイントが施されています

アイアンの天蓋ベッドは永遠に女性の憧れですよね?

Obamaがよく遊びに来てくれたので、絵の中に登場してもらいました

P.266   Porec  Croatia (中庭レストラン エントランス)&(中庭レストラン 席)

ソーニャに別れを告げ、再びポレチュに戻る

石畳みの路地から奥に少し入ったところに

カーテンで仕切られたテラス席が見えた

 

港町なので魚介のリゾットにスープを注文

クロアチアのクーナは、日本では両替えができない

レストランやお土産でうまく使いきり

残したのはたった10kn(日本円で170円)

P.270   Porec →Ljubljana (中庭カフェ)

一気にスロベニアの首都まで戻るため、バスで4時間かけて北上する

20:15発のリュブリャナ行きは2番ホーム

スーツケースを持った人達がたくさんいる。きっと皆一緒だろうと安心した

待っていると、1番ホームにバスが入ってきた。誰も駆け寄らない

当然私にも関係のない便だと思い、気にも留めていなかった

すると「To Ljubljana?」と、わざわざドライバーが問いかけてきてくれた

何故私にだけ?何故行き先を知っているのか?

 

ドライバーさんは出発前、窓口のおばさんと話をしていた

その時に、珍しい東洋人だから行き先を覚えていて

おばさんが言ってくれたに違いない・・・

これが最終便。声掛けがなかったら100%帰りそびれていただろう

その方が私達らしい旅だったかもしれないけど?

この時ばかりは陰ながら助けられました

 

 

 P.272   Idrija Slovenia (中庭の蔦)

バスで1時間半の田舎へ、1泊2日の旅

リュブリャナ駅前からバスに乗るのは初めてで

窓口はいきなり長蛇の列だ

スタッフに、バスの中でチケットを買えることを確認し、すぐ乗り場へ

また遅れてくるだろうと待っていたらこの路線は定時出発

車窓から初めて見たダブルレインボー

これを見たら幸せになれるんだって!

 

さらにローカルバスに乗り継ぐ

乗っているのは地元の学生かお年寄りだけ。東洋人を珍しそうに見てくる

Googleマップで事前に、降りるバス停近くの景色を

確認しておいて良かった。ピザ屋さんがあって、丘の上の塔が見えて・・・

ここだ、降りまーす!

 

 

P.274   Idrija Slovenia (中庭)

15世紀末から500年間、水銀採掘の町で栄えた村、イドリヤ

スペインのアルマディンとともに世界遺産登録をされています

 

今回は、そこから更に10分バスに揺られて”Spodnja Idrija”へ

深き山と川に囲まれた自然豊かな小さな小さな町

1156年に建てられた古い教会がそびえ立ち

まるでおとぎの国に出てくるような景色に出会えます

 

 

P.278   Idrija Slovenia (ロビー)

森に囲まれた小高い丘の上

教会を向かいに見下ろす絶景の場所

Kendaという家族用の邸宅を利用した

Hotel Kendov Dvorecがある

樹齢100年の林檎の木、手入れの行き届いた庭園はとても広大

朝から夕方までずっと描いて過ごした

スタッフがガラスピッチャーとグラスで水の差し入れをしてくれた

 

 

P.282   Idrija Slovenia (ホテル部屋鳥観図)

部屋や館内は全て19世紀のアンティーク家具が置かれている

ベッドの上には私達の名前が入った直筆メッセージカードと

チョコレートBOX。さりげなく暖かいおもてなしはさすが5つ星

 

 

P.286   Idrija Slovenia (朝食)

極上の朝ご飯がやってきた

パンや果物、チーズやハム、デザートはブッフェ式

ガラスの器に盛り付けられたマチェドニアや

スロベニア産の蜂蜜は6種類

メインの卵料理は注文すると出来立てが提供される

たっぷりのカプチーノと一緒に

 

 

P.290   Ljubljana Slovenia (アパートメント鳥観図)

旅の締めくくりは ”Kollmann Apartments ”

グレーと黒のシックなトーンの中に、真っ赤なベッドカバーが映える部屋

家具や照明を、図録のように描き入れてみました

 

 

P.292   Ljubljana Slovenia  (蜂蜜、オリーブオイル、お土産スケッチ)

Made in Sloveniaのお土産を求め

リュブリャナ市内の雑貨屋さんで見つけた

蜂蜜とワイン、レモンオリーブオイル、チョコレートをスーツケースに詰め帰国へ

駅から空港行きのバスは28番乗り場か

1時間に一本出る(1日16便)このバスも定時で出るのでご安心を

空港の窓口でeチケットを見せるもヘルシンキからの乗り継ぎチケットは

渡されなかった。この時、日本で前代未聞なことが起きていたからだ・・・

 

 

P.294   Ljubljana Slovenia (マグネット)

増え続ける私のマグネットコレクション

 

帰国するはずだった大阪の関西国際空港は

台風の直撃で滑走路が冠水し、閉鎖に追い込まれ

当時5000人以上が取り残された

あと1日早かったら私達も巻き込まれていただろう・・・

「欠航」は初めてのことでどうしたらいいかわからない

ヘルシンキの乗継案内所に駆け込むと、2時間後の東京行きチケットを渡された

こういう時は代替え便で対応してくれることを知る。日本に帰れる!

そのかわり、スーツケースは行方不明になっていて

数日間長く旅をしていたけれど

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