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フィンランド&バルト三国 P78〜140

P.78   Kuldiga  Latvia  (カフェの中から)

石畳のメイン広場に沿って建ち並ぶ、赤い屋根と空の青とのコントラスト

観光案内所だって17世紀の建物が使われています

この広場でおすすめなのが、スタイリッシュなイタリアンレストラン

”Goldingen Room”

注文を受けてから窯で焼いてくれるピザを食べながら

昼寝ができてしまいそうなソファで寛ぐ

都会では決して味わえない、田舎ならではのゆっくりした時間が

ここでは流れている

 

 

P.82   Kuldiga  Latvia (パン)

同じ系列で併設されている、パン屋さん”bistro” 

せっかくなので明朝訪れるも、まだ閉まっている

11時オープンと、少し遅めの開店だ

クロワッサン0.9€とカプチーノ1.95€を注文

10世紀に遡る、古い歴史を持つ広場を眺めながら食べる朝食は

シンプルかつ極上。カウンターの上には他にも美味しそうなパンがたくさん

店員のお姉さんに許可をもらって、バスに乗る直前までスケッチ

 

 

P.86   Kuldiga  Latvia (川沿いの街並み)

村のシンボル、聖カトリーナ教会は1655年建設

1939年からは廃墟となり火災や戦争で更に痛みましたが

旧ソ連時代に改装され、博物館やホールとして使用されるようになりました

独立復活後、再び元の教会の姿に戻ったそうです

2階に上がった時に、矢印を目印に塔へ登れる階段を見つけた息子

子供はそういうのを見つけるのが本当に得意だ

かなり傾斜のある、木製階段を登ると、鐘のところが頂上

村が一望でき、屋根にはコウノトリの巣、その先はどこまでも続く地平線

クルディーガがいかに大自然の中にポツンとあるか、お分かりですね

 

 

P.90   Kuldiga  Latvia (郷土博物館)

ヴェンタ川を見渡せる小高い丘に、1900年建設の郷土博物館がそびえ建つ

当時使われていた家具や食器、刺繍やカーテンがそのまま展示されています

この建物にはちょっとしたラブストーリーがあって

パリ万博で、ロシアのパビリオンとして建てられましたが、お金持ちの商人が

婚約者へのプレゼントとして購入後、このクルディーガに移築したとか

愛する彼女の為だけに!

 

 

P.94   Kuldiga Latvia  (アパートメントの窓辺から)&(棚の上)&(ベッドルーム)

オレンジ色の差し込む光で目覚めた朝

古びた床を素足でギシギシと音を立てながら

窓を開け新鮮な空気を取り込む

Jazzを流しながら、食器を取り出し、台所で朝ご飯の支度を始める

そろそろ息子を起こす時間

 

”Robera Hercberga Apartamenti”

この村を見つけて計画し、バスを調べて訪れることがなかったら

こんな素晴らしいアパートメントにも来ることもなかった

 

 

P.98   Kuldiga  Latvia (アパートメント鳥観図)

部屋はL字型の間取り。ダイニングキッチンを通り

トイレと洗面&シャワーは別々に完備

その奥にソファのあるリビング、そして一番奥の円形スペースがベッドルーム

贅沢なアパートメントでしたが、田舎ということもあってか二人で50€

最初、共同シャワー付きのRoom1を予約していたけれど

急遽こちらのデラックスルームに変えてもらいました

 

 

P.100   Kuldiga→Riga  Latvia (アイスクリーム他、食べ物パッケージ)

今日はまたリガに3時間半かけて戻り、リトアニアまでは4時間

トータル7時間半のバス移動

リガまで往復を買っておいたので、バスが来たら乗るだけ

残念なのはバスが旧型で、行きとは違い振動や音も酷く

換気も出来ていないのか異臭がたちこめる車内

バルト三国のバスは、正確・新型・快適の三拍子が揃っていた中

このバスは唯一ハズレ!?

 

 

P.102   Riga→Villnius  (ケーキと外観)

リガで休憩を挟んだことで元気になった私達は疲れ知らず

リトアニアまでの4時間は、モニターで映画三昧

 

すっかり暗くなった21時半

駅からホテルまでは歩いて行ける距離ではなかった

トロリーバスや路線バスを調べていたものの

乗り場も地図も方角も全くわからない

ヴィリニュスは道があちこちに枝分かれしていて、非常に複雑だ

重い荷物を背負い夜道を彷徨うことが目に見えていた

息子の強い希望もあり、ここは迷わずタクシーを使うことにした

「乗る?」「乗るの?」なぜか一気に群がってくるドライバー

騙される!怖い!するとホテルの住所を検索してくれる優しい人達

10€で交渉成立、15分で無事到着

たまには安全をお金で買おう

 

 

P.104   Villnius  Lithuania (猫)

ヴィリニュスの旧市街は世界遺産でヨーロッパでも最大級の大きさだ

バルト三国の中で最も波乱に満ちた歴史がある

16世紀にはポーランドと合併し、共和国となり黄金時代を築く

しかし18世紀末にはロシア領土となり、1940年にはソ連に

更にナチスドイツからも侵略され、その後1990年に独立

まさに50年に及ぶ支配からやっと解放された国なのです!

そんな過酷な時代をくぐり抜け、中世の建物を守りながら

今も発展していくリトアニア

この目で直接見て触れて感じて、描き残しておく

 

 

P.108   Villnius  Lithuania(モビール)

その町を知るには一番高いところに登るといい

 

鐘楼(63m)は、聖ヨハネ教会の隣に建っていて

急な傾斜の木造階段を登ると、緑多き美しき赤いとんがり屋根が

広がっているのがよくわかります

ゲディミナス塔も歩いて行くことができます

(ケーブルもありましたが運休中でした)

14世紀に建設されましたが、19世紀にロシアによって

大部分が破壊され今残っているのはほんの少し、貴重な遺構

P.112   Villnius  Lithuania (街角)

16世紀に橋が架けられるまで過疎化されていた「ウジュピス共和国」

その時代に取り残された雰囲気を、あえて好む芸術家や職人が

住むようになったことでパリのモンマルトルに似ていると言われている地区

人で溢れる旧市街に疲れたら、町の東側を流れるヴィリニャ川を渡り

広さにしたら1周歩いて15分ほど

ここをのんびり散策するのもおすすめです

 

P.114   Villnius  Lithuania  (ツェペリナイときのこスープ)

地元の人に愛される郷土料理を食べに

”Aline Leiciai ”へ

ジャガイモをすりおろして作られらたモチモチ皮の中に

ひき肉やチーズを詰めた「ツェペリナイ」

もう一つは、切り抜いた黒パンの中にキノコがたっぷり入ったスープ

ライ麦で作られたパンは、ずっしり重く、酸味もあり癖があるので

少し食べにくいかもしれません

 

 

P.116   Villnius  Lithuania (パン)

羊の肉を包んだミートパイ「キビナイ」 ひとつ1.5€

パイが素朴で優しく懐かしい味。中の餡は、餃子の味に似ている

伝統的に中身は羊なのですが、今は豚肉・野菜・きのこなど

いろいろな具材があるそう。お店によって味も形もオリジナルで売られている

現地で食べ比べるのも楽しいですね

 

「DIONE」というアイス屋さんにも色々なキビナイが売られていて

入店しましたが、この町のベストオブアイスクリームでした シングル1.8€

 

 

P.120   Villnius  Lithuania (カフェ店内)

ヴィリニュスいち小さなカフェ ”Kepajai”

マーガリンなどの油脂分を使わない、着色料や香料も自然素材のみ

とにかく身体に優しい自家製スイーツを提供していて

内装もこだわりの詰まったお店

カフェといっても6畳ほどしかない店内の1テーブルと、外に2テーブルのみ

パリッとした生地にオレンジクリーム入り、2€

チョコレートカップケーキ、2.5€

 


P.122   Villnius  Lithuania (ホテル①鳥観図)

“Hotel Apia” 屋根裏のある二間続きの部屋

朝食は、歩いて別のホテルだと案内され

何も期待せずに行くとそこは5つ星

さすがお洒落で美味しそうなものばかりが並ぶバイキング形式

寝坊して、クローズの30分前に来てしまい後悔したのは言うまでもない

 

 

P.126   Villnius  Lithuania (ホテル②鳥観図)

17世紀に建てられたパレスを改装したホテル

“Shakespeare Boutique Hotel”

客室はひとつとして同じものはなく、広さも形状も異なるそうです

元ジャーナリストだったオーナーの文学好きにより

番号ではなく名前がそれぞれついていて

それに伴ったインテリアになっているこだわりぶり

ここは「ロミオとジュリエット」 まさに愛の溢れる部屋

 

 

P.130   Villnius  Lithuania (ホテル朝食)

朝食はオーダーメイド式。サラダ、卵、メイン、デザート

カテゴリー別にメニューも豊富

息子はサンドイッチ。私は郷土料理のポテトパンケーキ

ポーチドエッグ付きで、彩り用にイクラまで乗っている

他にオムレツを注文すると、「ビッグだよ、ハーフにする?」と

ボーイさんが親切に提案をしてくれる

危うくお腹がはち切れるところでした

 

 

P.132   Villnius→Helsinki(人形、パッケージ)

旅ももう終盤。バルト三国を、上から順番に南下してきましたが

ここで一気にエストニアのタリンへ戻るため

夜行バスを日本から予約をしていた

寝ている間に距離を稼ぐしかない、眠れないのはわかってはいたけれど・・・

バスのエンジン音、フロントガラスに打ち付ける雨

ドライバーが時々窓を開けてしまうことで、強風と冷気をその都度浴び

隣のおじさんが通路に立ち上がって荷物を触るたび、私の身体に当たる

ほとんど眠れなかった8時間半

 

帰りのフェリーは”Tallink Silja Line”の当日チケットを買う

一番安くて高速のLinda Lineは、小さい船のため

海のコンディションが悪いとすぐ欠航になる

そのリスクは今、背負うわけにはいかなかった(冬はそもそも運休)

一刻も早くヘルシンキに戻って行かないといけない所があったからだ

 

 

P.134   Helsinki  Finland (アルヴァアアルト自邸鳥観図)

「形には中身が伴っていなければいけないし

中身は自然に繋がっていなければいけない」

 

フィンランドで最も愛された建築家兼デザイナーの、Alvar Aalto

妻のアイノと設計し1936年に建設された

およそ80年前の自邸を見学できる

帰国前に、ぜひ訪れたいと予定を変更してやってきた

ヘルシンキ郊外にあるが、トラムで20分。乗り換えもなく

1本で行けるのでアクセスは簡単

1回20人で毎時1時間のガイドツアーのみなので予約は忘れずに!

 

自然光をうまく取り入れた、シンプルで美しい

北欧らしい洗練されたモダンなインテリア

日本建築にも興味があったアアルトは、竹や畳も登場させた

家具や照明は自身がデザインしたものを使い

趣味で描いていた抽象画も、壁のあちこちに飾られている

天井まである大きな開口窓、このリビングにこそ

アアルトのこだわりを感じます

とにかく冬が長いフィンランド。厳しい気候に対応するとともに

昼間の日差しや明るい緑を、可能な限り取り入れたかったんですね

 

 

P.138   Helsinki  Finland (サーモンランチ)

最後の晩餐に選んだのは、タツノオトシゴが目印の”Sea House”

フィンランドといえば新鮮な魚!サーモンと、ニシンのソテーを頂きます

ヘルシンキは物価が高い中、ここのランチは10.3€で

サラダとパンと飲み物がブッフェ式

観光客など誰も居ず、お客さんは地元の人達で賑わう、まさに穴場のレストラン

 

 

P.140   Helsinki  Finland (フィンランドパッケージ②)

世界一不味い飴、と言われている「Salmiakki」

決してお土産にするのはやめたほうがいい!?

 

黒光りしているその正体は、塩化アンモニウム

消炎や咳止め作用があるらしく、日本でいう、のど飴に近いかもしれません

それにしても鼻をつく強い塩味とアンモニア臭・・・

しかしフィンランド人にとっては愛して止まないソウルフードだとか

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